【追肥】のやり方・タイミング・量の目安・おすすめを分かりやすく解説
今回は「追肥」についてのポイントをわかりやすくお話しします。
私が実際に追肥を施しているところを動画にしてみましたのでよかったらご覧ください。
「ついひ」って読むんだね~
うんうん!「ついひ」や「おいごえ」とも読むんだよ~
土作りの時に入れた肥料だけだと苗たちがお腹を空かせてしまうので、少しづつ肥料を埋めてあげるのよ~
お腹すいたニャー
追肥って必要なの?
土作りの時に混ぜた肥料(元肥)は、苗を植えてから徐々に肥料成分が吸収されたり、流亡したりして肥料切れになっていきます。
肥料切れになると、株の生育が悪くなってきます。
古い葉から黄色くなって株全体が淡い緑色へと変わっていきます。新しい葉が出なかったり花付きを悪くなり、収穫が難しい状態になります。
そこで、生育状態を見ながら数回に分けて「追肥」することが必要なるのです。
苗たちはお腹がすくと、野菜を実らせる力が出ないのね~
大きくて美味しい野菜を実らせるには肥料を定期的に埋めてあげるんだよ~
特にプランターでの栽培は、水やりの回数が多くなり、肥料が流亡していくので、追肥は必要になります。
「流亡」とは水によって耕地から土壌成分や施肥養分が失われることをいいます。
追肥ってどうやるの?
肥料は畝の上や株元にばらまいただけでは、効率が悪く十分な効き目がありません。
肥料は白い根が伸びている先端で最も吸収されるので、葉の先端あたりを目安に肥料を施すか、浅い溝を掘って肥料を施し土をかけ直します。
茎のすぐ根本ではダメなのね?
植物は根の先で栄養や水を吸い上げるからそこをめがけて肥料を埋めてあげるのよ
だいたい葉が広がっている先端に埋めてあげるイメージだね
私は、棒で土を刺してぐるぐると回し、肥料を入れます。
これを1株当たり3~4か所やります。
追肥ってどんな肥料が良いのかな?
追肥には液体肥料や化成肥料といったような「即効性」のものが良いとされています。
速効性の肥料は、一度に多く施すと根が傷んだり、しおれたり、最悪には枯れてしなうなどの害があるので少なめにして施します。
「少なめ」がポイントニャー
初心者の方には「有機質肥料」の鶏ふんや油かす、魚粉などをお勧めします。
ゆっくり効いていくので多少多くても大丈夫です。
私も「油かす」を2~3週間に1回少しづつ与えています。
扱いやすくておススメです。
「油かす」での追肥についてはこちらをご覧ください。
- 花壇の場合は、1か月に1㎡あたり2つかみ
- 果樹・庭木は、1か月に1㎡あたり2つかみ。収穫後のお礼ごえも1㎡あたり2つかみ。寒肥も1㎡あたり2つかみ。
- 野菜は、2週間に1㎡あたり2つかみ。
- 鉢5号(15㎝)は、1か月に3粒。10号(30㎝)は、1か月に6粒。
- プランター(65㎝)は1か月に1回6~8粒。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は「追肥」について動画を交えながら説明しました。
遅くても植えてから1か月経ったら追肥することをおススメします。
追肥する場所は葉の先端の真下が目安になります。
成長してきたら、畝と畝の間に肥料を埋めていきます。
肥料は多すぎると逆に成長が悪くなるニャー
土作りの時もそうだったけど肥料は少なめがポイントだね
苗や株がお腹を空かせないように肥料を上げなくっちゃね
最後まで読んでくれてありがとう~(´▽`)
参考文献:「図解だからわかりやすい野菜の育て方のコツ」2017年4月30日