私は緑内障です
実は私、「緑内障」という目の病気です。
通院を始めて間もなく1年経ちます。
緑内障と判明したきっかけは、別な件で眼科へ行ったときに、たまたま「眼圧」を測定したことで緑内障とわかったのです。
「緑内障って何?おいしいの?」
緑内障という自覚症状はありませんでした。
本当にびっくりです。
緑内障は遺伝的な要因があるようで、先生に「親族に方で緑内障の人はいますか?」と質問を受けました。
たしかに私の母も緑内障でした。
それから、私の頭痛の原因も緑内障から来ていたようです。
私は昔から頭痛持ちで、頭痛薬を飲みながら仕事をすることもあったくらいなのですが、緑内障の治療を始めてからは頭痛が無くなりました。
緑内障
緑内障
目と脳をつなぐ視神経が障害され、神経線維が徐々に減っていき視野障害が広がっていく病気
眼圧が上昇することによって、視神経が圧迫されて損傷を受け、徐々に見えている部分が狭くなる病気です。
視野が狭くなった部分は元には戻りません。これは非常にショックですね・・・
緑内障の診察は
- 眼圧検査
- 眼底検査
- 視野検査
この3つの検査を行い診断します。
眼圧検査
眼圧を測定するときは、目に空気を直接シュッっと3回ずつ吹掛けていました。
私の眼圧は左27mmHg、右20mmHgでした。
正常値が10~20mmhgの範囲内に入っていることですので左目の眼圧が高い状態にあったのです。
現在は、正常範囲内に入っています。
眼圧
目の中の圧力、つまり目の硬さのことを言います。
目の中で一定量の水(房水)が作られ、それと同じ量が目から流れ出ていくことで、眼圧は一定に保たれます。
目の中で作られる房水の量が増えたり、流れ出る量が減ると眼圧は上がります。逆の場合は眼圧が下がります。
眼底検査
目の中の写真を撮っているような検査でした。
ピカッと光ってまぶしいくらいで痛くはありません。
パソコンのモニターで眼底の写真を見ながら先生が痛んでいる視神経の部分を説明してくれます。
眼底検査
視神経の障がいの程度を判定するために行う検査です。
視神経の眼球の出口には、小さな「くぼみ」があり、緑内障でこの「くぼみ」が拡大します。
視野検査
機械の中を覗いて片目づつ検査します。
検査が始まると、小さな光の点がランダムにいろいろな所に点灯するので、見えたら手に持っているボタンを押すだけの検査ですが、時間がかかります。
強く光る点や弱く光る点など様々です。
視野検査
見える範囲を調べる検査です。
私の視野検査結果です。
丸の中の黒くなっている部分が見えていない部分になります。
左目の上部が見えていないようです。
この結果用紙は最新のものなのですが、眼圧が落ち着いているのにもかかわらず見えていない部分は変わっていないのです。
悪化はしていませんが、やはり治らないのですね・・
治療について
目薬を一日1回、点眼しています。
処方してもらっている目薬は「カルテオロール塩酸塩・ラタノプロスト配合点眼液」。
副作用として、目が充血したように赤くなったり、瞼についたままでいるとまつげが伸びたり濃くなったりすることがあるので、点眼した後はしっかり洗うこと。お風呂に入る前に点眼することを勧められました。
お陰様で、眼圧は正常値になっています。
終わりに
緑内障という病気は、目の眼圧が上がることで視神経が障害されて、神経線維が徐々に減っていく病気です。
今では40歳以上の約20人に1人は緑内障と言われています。
自覚症状はほとんどありません。
診察には「眼圧検査」「眼底検査」「視野検査」があります。
視神経は障害を受けてしまうと元には戻らないので、早めに治療したいところです。
私の場合、目薬での治療だけです。
私の様に、頭痛がひどい方は、緑内障を疑ってみてはいかがでしょうか。
以上です。
いかがだったでしょうか。
皆様のお役に立てたら嬉しいです。