【はじめての土作り③】堆肥を混ぜてフカフカな土にしよう
このブログは土作り3回目ということで、「堆肥は肥料ではなくフカフカな土にするために微生物のために土に混ぜる」についてお話しします。
実は家庭菜園を始めてから5~6年の間、「牛ふん」は肥料だと思い込んでいました。
お恥ずかしい~
動物のフンだから肥料じゃないの?
肥料の成分も含まれているけど少ないのよね
「堆肥」は肥料と違った目的があります。
それは、堆肥を使って畑の土をフカフカにすることなのです。
堆肥ってなに?
「堆肥」は、土の中の微生物を増やし、通気性や排水性を良くします。そして、植物の根から水や空気そして栄養を吸収しやすい環境を整えます。
土の中に微生物を増やすために堆肥を混ぜるのね
良い土って「団粒構造」のつちってことかニャー
この「団粒構造」にするために「堆肥」を土に混ぜるのです。
堆肥の種類
堆肥には「植物性堆肥」と「動物性堆肥」があります。
植物性堆肥
植物性堆肥は、木の皮などを原料にした「バーク堆肥」やもみ殻と米ぬかを原料にした「もみ殻堆肥」「稲わら堆肥」があります。
その他に苔などの植物が堆積して作られた泥炭を乾燥させて加工した「ピートモス」や、枯れて落ちた葉が堆積し、虫や微生物の力で分解された「腐葉土」があります。
植物性堆肥は肥料効果があまりないのですが、通気性や保水性のよいフカフカな土になります。
動物性堆肥
動物性堆肥は、家畜のフンを原料とした「牛ふん」・「鶏ふん」・「馬ふん」があります。
「牛ふん」や「馬ふん」は肥料効果が少なめですが土壌改良効果は高く効き目は穏やかです。時間をかけてゆっくりフカフカな土にしましょう。
「鶏ふん」は肥料効果が高いのですが、多く土と混ぜ過ぎてしまうと植物の生育が悪くなることもあります。
私は一度、大根の種を蒔く際に鶏ふんを使い過ぎてしまって、種が全て発芽しないという経験をしたことがあります。
それ以来は、牛ふんと鶏ふんを混ぜて使うか、牛ふんのみ使っています。
牛ふんは3袋で1000円くらいで売っているから助かるわ~
動物のフンなのに臭くないね
発酵が完熟すると臭いもなくてサラサラになるんだね
土の団粒構造
「土の団粒構造」とは、微生物の排泄物や粘膜により、細かな土の粒子がくっついて小さな塊になった状態を言います。
- 保水性
- 排水性
- 通気性
この3点について環境が良くなり、植物の育成に必要な水分や肥料分そして空気などが保たれます。
フカフカな土
今年の堆肥は「牛ふん」にしました。
堆肥は使い過ぎると野菜の生育に悪影響を与える場合もあるので、使用目安は1㎡あたり2~3㎏です。
我が家の家庭菜園は約10㎡なので、1袋11㎏の牛ふんを3袋使います。
堆肥を土に混ぜたら1週間ほど寝かせて馴染ませます。
また待たなきゃいけないんだニャー
微生物が土をゆっくりとフカフカにしてくれるんだから少し待とうね
微生物の力ってすごいんだね!
そうだね~!土の中で頑張ってくれてるんだね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
「堆肥」は肥料とは違う目的があります。
それは、堆肥によって土の中の微生物を増やし、土の団粒構造を作り出すことです。
土の団粒構造により、保水性・排水性・通気性が改善して植物が元気に育ちます。
大根やニンジンなどの根菜類は肥料よりも良い土作りが重要になります。
最後まで読んでくれてありがとう~
またきてニャー