家庭菜園の害虫対策:ネキリムシからの防御法
家庭菜園では毎年「ネキリムシ」の被害にあいます。
昨年は大根の芽が全体の2割程度、ネキリムシに倒されてしまいました。
ネキリムシとは
「ネギリムシ」はカブラヤガ、タマナヤガなど茎を食害するヤガ(夜蛾)の幼虫の総称で、茎を倒して、茎や葉を食べてしまうんです。
せっかく芽が出てきたのにショックですね
ネキリムシは、夜に行動しているようなので日中はなかなかお目にかかれません。
殺虫剤を使った対策
今回は殺虫剤を使った対策を試しました。
完全に被害を防げたわけではありませんが、今年のネキリムシ被害はキャベツが3株、大根が2株と、昨年と比べると劇的に減少しました。
農薬を使うことは家庭菜園の環境に対して懸念があるかもしれませんが、昨年の多大な被害を受けたため、今年は試しに農薬を使用してみることにしました。
選んだ農薬は「ダイアジノン粒剤3」という、土に混ぜて使用する農薬です。
これはホームセンターで入手しました。
裏面には使用量が記載されています。
NK-2057352 日本化薬 殺虫剤 ダイアジノン粒剤3 1kg 価格:1150円 |
使用量はキャベツと大根ともに、10アールあたり6~9キログラムです。
白菜は10アールあたり6キログラムとなっています。
10アールは1000平方メートルを指しますので、1平方メートルあたり6~9グラムの農薬を撒く必要があります。
私の家庭菜園では最小の6グラムを選びました。
土づくりが終わった後、この量の農薬を土に混ぜ込みます。
手作業によるネキリムシ捕獲
夜行性のネキリムシを手で捕獲することもできます。
日中は5㎝程の深さにいるので、被害にあった植物の周りを掘ってみると見つけることができます。
防虫ネットの使用
庭園の植物に対して防護ネットを張ることで、成虫の侵入を防ぎます。
特に夜間に効果的です。
トイレッとペーパの芯やペットボトルなどで根元を防護
苗の根元を物理的に防護する方法もあります。
トイレッとペーパの芯を適当な長さに調整して、茎の周りを防護します。
同じようにペットボトルを適当な長さに切ったもで茎の周りを防護します。
おわりに
このブログでは「ネキリムシ」から苗を守る対策を紹介させていただきました。
- 殺虫剤を使った対策
- 手で捕獲する
- 防虫ネットの使用
- 根元をペットボトルなどで防護
農薬を使用する場合は、使用回数が制限されていますので、使用時には注意事項をよく読んで守りましょう。
虫以外の生物にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
また、農薬は粉末状態のため、目や口に入らないように、眼鏡やマスク、そして手袋を着用することをお勧めします。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。