「自分の仕事なんて誰も興味ない」は思い込み|専門知識が読まれた話
発信を始めようとして、最初に頭をよぎるのはこの言葉ではないでしょうか。
「自分の仕事の話なんて、いったい誰が興味あるんだ」。
私もそうでした。
土木の施工管理という、決して華やかとは言えない仕事です。
こんな地味な専門の話を、わざわざ見たい人なんているわけがない。
本気でそう思っていました。今回は、その思い込みが実際にどう裏切られたのか、私の体験をそのままお話しします。
同じ不安で一歩を踏み出せない方に、いちばん届けたい記事です。
「こんな地味な話、誰が見るんだ」と思っていました
発信を始める前、私の頭の中はこんな声でいっぱいでした。
土木の現場の話なんて、世間のほとんどの人には関係ない。
測量のやり方や書類の書き方を、好きこのんで見る人なんていない。
仮に出したところで、再生数はゼロ、誰の目にも止まらず終わるに決まっている。
そう考えて、何度も「やっぱりやめておこうか」と思いました。
地味で専門的な仕事をしている人ほど、この「誰も興味ないだろう」という壁にぶつかるのではないでしょうか。
ところが、ちゃんと読まれて、見られたのです
ところが、おそるおそる出してみた結果は、私の予想とまったく違いました。
地味なはずの土木の動画を、人は見てくれました。
一人、また一人と登録者が増え、いまでは1万人を超えています。
広告の収入も生まれました。
これは、ただ再生されただけではなく、「役に立った」「見る価値があった」と感じてくれた人が、それだけいたということです。
誰も興味ないと思っていた話に、ちゃんと需要があったのです。
- 「とても分かりやすい」
- 「勉強になりました」
- 「ありがとう!!」
- などのコメントを多くいただきました。このコメントのおかげで今でもYouTubeを続けることができています。本当にありがとうございます。
なぜ「地味な専門知識」ほど読まれるのか
予想が外れた理由を、あとから考えてみて分かったことがあります。
地味で専門的だからこそ、読まれたのです。
理由は2つあります。
ひとつは、その情報を本気で必要としている人が、確実にいるからです。
土木の書類の書き方で困っている若手は、ネットでその答えを探します。
困って検索する人は、暇つぶしで見る人より、はるかに真剣に読んでくれます。
もうひとつは、地味なテーマほど、語れる人が少ないからです。
料理や旅行の発信者は山ほどいますが、土木の現場の知識を分かりやすく語る人は、ほとんどいません。
だから、必要としている人に、まっすぐ届きます。
「地味で人気がなさそう」は、発信の世界ではむしろ有利なのです。
「興味ない」のは”みんな”であって、”必要な人”ではない
ここで思い込みのからくりに気づきました。
私が恐れていた「誰も興味ない」の「誰も」とは、世間一般の”みんな”のことでした。
でも、発信で大事なのは”みんな”ではありません。
その知識を本当に必要としている、ごく一部の人です。
世の中の100人中99人が興味なくても、残りの1人が「これが知りたかった」と思ってくれれば、発信は成立します。
地味なテーマは、広く浅く受けることはありません。
その代わり、必要な人にだけ、深く刺さります。
全員に向けて書く必要はない。
たった一人の困っている人に向けて書けばいい。
そう分かってから、発信がずっと楽になりました。
読まれた経験が、次を書く力になります
そして、いちばん大きかったのは、読まれた経験そのものが、次の一歩につながったことです。
最初は「どうせ誰も見ない」と思いながら出していました。
でも、たった一人でも反応をもらえると、「次はあの話を書こう」と自然に思えてきます。読まれた手応えが、続ける燃料になるのです。
逆に言えば、出してみないことには、この手応えは一生手に入りません。
頭の中で「誰も興味ないだろう」と考えているうちは、何も始まらない。
出してみて初めて、本当に興味がないのか、それともちゃんと届くのかが分かります。
まとめ:出してみないと、本当のところは分かりません
「自分の仕事なんて誰も興味ない」。これは、ほとんどの場合、ただの思い込みです。
地味で専門的な知識ほど、それを必要としている人に深く届きます。
あなたが「こんな話、誰が見るんだ」と思っているその知識こそ、誰かが探している答えかもしれません。
大切なのは、頭の中で結論を出さず、一度出してみることです。
私も、出してみるまでは「誰も興味ない」と信じ込んでいた一人でした。
実際に私が発信を始めて続けてきた流れは、こちらの記事(「土木一筋34年の50代が、YouTubeで登録者1万人になるまでにやったこと」)で具体的に書いています。
そもそもなぜ50代の専門職こそ発信すべきなのかは、こちらの記事(「なぜ50代の専門職こそ発信すべきなのか」)でまとめています。
あわせて読んでいただけるとうれしいです。
