【家庭菜園の安全管理】ネキリムシ・アオムシの襲来を阻止せよ!1級土木施工管理技士が実践する「防衛工程表」
現場の「初期不具合」を防ぐ:ネキリムシとの戦い
建設現場で「基礎」が重要なように、家庭菜園では「芽吹き」が最も重要な工程です。しかし、我が家の菜園では毎年、夜間に地下から現れる「ネキリムシ(ヤガの幼虫)」による食害が発生していました。
昨年は大根の芽の約20%が倒壊するという甚大な被害が発生。今年は「再発防止策」として、科学的根拠に基づいた防衛策を講じました。

ネキリムシとは
「ネギリムシ」はカブラヤガ、タマナヤガなど茎を食害するヤガ(夜蛾)の幼虫の総称で、茎を倒して、茎や葉を食べてしまいます。
ネキリムシは、夜に行動しているようなので日中はなかなかお目にかかれません。

「仕様書」通りの薬剤散布と定量管理
今年は「ダイアジノン粒剤3」を導入しました。プロの現場監督として、農薬の使用も「仕様書(説明ラベル)」の厳守が鉄則です。
面積計算と散布量の算出: キャベツ・大根の規定量は10アール(1000平方メートル)あたり6~9kg。これを我が家の小規模な「現場」に換算すると、1平方メートルあたり6~9gとなります。


施工手順: 最小単位の6gを選定し、土づくり完了後の地盤に均一に攪拌(かくはん)しました。
結果: 今年の被害は数株に留まり、昨対比で劇的な「品質向上」を実現しました。
物理的防護と「仮設設備」の活用
薬剤だけに頼らず、物理的な「仮設設備」による防護も併用します。
手作業によるネキリムシ捕獲
夜行性のネキリムシを手で捕獲することもできます。
日中は5㎝程の深さにいるので、被害にあった植物の周りを掘ってみると見つけることができます。

防虫ネットの使用
成虫の侵入(不法侵入)を防ぐための「仮囲い」として、ネットを隙間なく張ります。
根元の防護筒
トイレットペーパーの芯やペットボトルを加工した防護筒を設置。これは土木現場での「埋設管保護」と同じ考え方です。
アオムシ被害に対抗:防虫策と農薬の活用
アオムシ
この緑の芋虫が「アオムシ」です。
黒い塊はアオムシの糞です。


青虫対策
手で摘む
小さな青虫がいる場合、手で摘んで取り除くことができます。
ただし、虫に触れる際は手袋を着用し、注意して行いましょう。
自然的を利用
鳥などの自然敵を庭に招き入れることで、青虫の天敵を増やすことができます。
これにより、青虫の発生を抑えることができます。
生息地の整備
庭の周りに青虫が好む植物や雑草を減らし、草刈りを行うことで、青虫の生息地を制限します。
防虫ネット
野菜や植物を防虫ネットで覆うことで、青虫の侵入を防ぎます。
家庭菜園やプランターで効果的です。
有機的な対策
農薬の代わりに、有機的な対策を試すこともできます。
例えば、やさお酢やニームオイルそしてピレトリンを使用することで、有害な影響を最小限に抑えつつ、青虫を撃退できます。
定期的なチェック
庭やプランターの植物を定期的にチェックし、早期に青虫の存在を発見して対策を取りましょう。
青虫の卵や幼虫を見つけた場合、速やかに取り除きます。
農薬の散布【家庭菜園用】
今回はホームセンターで購入した農薬「トレボン粉剤DL」1キログラム入りを使用してみました。


裏面には使用量が記載されており、キャベツの場合、10アール当たり3~4キログラムを使用します。
10アールは1000平方メートルなので、1平方メートルあたり3~4グラムに相当します。
農薬の試用限度は3回です。
家庭菜園などの小さな畑で使用する場合、過剰に散布しないように注意が必要です。
私はガーゼのような布に粉末状の農薬を包んで、ポンポンポンと葉の上で少しづつ撒きます。
農薬の効果
家庭菜園では1回だけ農薬を播きました。
アオムシを完全に駆除できませんが、新しい葉が生えてきて、新しい葉をアオムシに食べられてはいませんので農薬の効果はあったということになります。

おわりに
このブログでは「ネキリムシ」から苗を守る対策と、アオムシ対策についてお話しさせていただきました。
根切り虫には以下の通りです。
- 殺虫剤を使った対策
- 手で捕獲する
- 防虫ネットの使用
- 根元をペットボトルなどで防護
農薬を使用する場合は、使用回数が制限されていますので、使用時には注意事項をよく読んで守りましょう。
虫以外の生物にも影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
また、農薬は粉末状態のため、目や口に入らないように、眼鏡やマスク、そして手袋を着用することをお勧めします。
そして、アオムシ対策については、防虫ネットややさお酢が効果的な予防策ですが、時折チョウチョウが卵を産むこともあるかもしれません。
農薬の使用には注意が必要ですが、適切に利用すればアオムシ被害を軽減できます。
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
