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猫のいる生活
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今日はこの椅子、満席です

masaaki53
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我が家のダイニングテーブルの下にある椅子は、なぜか猫たちにとって“人気スポット”です。
人間にとっては、何の変哲もない普通の椅子。
でも猫にとっては、程よく囲まれていて、ほどよく隠れていて、しかもクッションもあるという…まさに**“隠れ家的プレミア席”**なのかもしれません。

そんなプレミア席に、ある日の昼下がり、なんと3匹全員集合していたのです。

ミルク、レイ、パン──
我が家の猫たちが、それぞれ別々の椅子の上で、テーブルの下にすっぽり納まって寝ている。
その姿がなんとも愛らしくて、ちょっとおかしくて。
これは…まさに**「猫たちによる静かなシンポジウム」**のよう。

この3匹、基本的には一緒に寝るほどベタベタした関係ではありません。
仲が悪いわけではないのですが、一定の距離感を保ちつつ、
「お互いの存在は認めてるけど、別に一緒にいる必要もないよね」的な猫らしい関係性。

だから、リビングでそれぞれの定位置でくつろぐのは日常茶飯事。
でも、“同じ空間の中に無言で集まっている”というのは、やっぱりちょっと珍しい。

レイは、普段はひとりで静かに過ごすのが好きなタイプ。
そんな彼女が、椅子の奥でスン…と落ち着いている。
そのとなりの椅子にはパンが、まるで「ここが今日のボクのポジション!」とでも言うように、ちんまり丸まっていて。

そして、最年長のミルクは、「まぁ、ここも悪くないわね」と言いたげに一番奥の椅子でぐっすり。

…えっ、なにこの配置、完璧すぎでは?

思わず、そ〜っとスマホを取り出して撮影開始。
バレないように、足音も立てずに、テーブルの上から身を乗り出してそっとレンズを向ける。

そのときの私の気持ちはというと、
「これは猫界の“寄り合い”か?」
「それとも、無言の圧で人間をどかそうとしてるのか?」
と妙に想像が膨らむばかり。

でも、動画の中の3匹は本当に穏やかで、誰一人動かない。
ただ静かに、自分のスペースでリラックスしている。
そのバランス感がたまらなく可愛くて、思わずニヤけてしまいました。

ちなみにこの状況、人間にとっては困る面もあります。
なぜなら──椅子が全部猫で埋まってるから。

どの椅子も使用不可。
「ちょっとコーヒーでも飲もうかな」と椅子を引くと、そこには猫。
「パン、どいてくれる?」と声をかけても、もちろんどいてくれない。
彼らにとっては、“そこにいる”ことが正義なのです。

そんなわけで、テーブルの上ではなく、“下”が満席という珍現象が発生。
これぞまさに、“猫あるある”。
人間の生活動線と、猫の快適空間は、永遠に交差しない。

でも、こういう“ちょっとした珍しい日常”があるからこそ、猫との暮らしって楽しいのだと思います。
なにもしていないようで、ちゃんと笑わせてくれる。
個性の違う3匹が、同じ空間で眠っているだけで、こちらの心はほっこり。

猫たちにとっては、ただの昼寝場所の選択かもしれない。
でも、飼い主にとっては、それが1日のハイライトになるのです。

そして今日も思うのです。
「猫に椅子を取られる生活、悪くないな」と。

ABOUT ME
まさあき
まさあき
気づけば猫中心の毎日です
「ミャー」と鳴けば誰かが振り向く。そんな我が家は、猫たちが主役。
親子3人と、ミルク(9歳)、レイ(3歳)、パン(1歳)の3匹と一緒に、 小さな庭で野菜を育てながら、静かににぎやかに暮らしています。
時に節約、時に副業。
そんな日常の中に、ふと顔をのぞかせる猫たちのしぐさが、今日のごほうび。
そして、いつも心の中にいる長毛キジトラのスズ(2007–2023)にも、ありがとうを込めて。
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