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猫のいる生活
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そこ、わたしの席なんですが──ミルク様ご着席中

masaaki53
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「……あの〜、そこ、わたしの席なんですけど。」

そう言いたくなる瞬間が、猫と暮らしていると日常的に訪れます。

今日も例にもれず、起きました。
仕事部屋の椅子に座ろうとしたら、そこにはすでにミルク様がご着席中。

しかも、ただ座っているだけじゃない。
こちらをチラッと見て、「何か?」という顔をしている。
ええ、ええ。何かどころじゃないですよ。
そこ、わたしが今から座る予定だった椅子なんですってば。

でも、そんなことはミルクにとってはどうでもいいらしい。
彼女の目はまるでこう語っているようです。

「早い者勝ちって、ご存知?」

……つよい。

この瞬間、人間である私の“座る権利”は失われました。
完全に。潔く。あっさりと。

ちなみにミルクは、我が家の最年長にして絶対的存在。
キジトラ短毛、9歳、女の子。
誰よりも落ち着いていて、誰よりもマイペース。
そのわりに「そこじゃなくてもよくない?」という場所にぴたりと座る達人でもあります。

そして、今日の標的が“私の仕事椅子”。

まるで、「今日の私、ここでくつろぎたいの」って決めていたかのように、
まんまるになって座っているミルク。
その背中は、「これは譲らないよ」と言わんばかりのオーラを放っていました。

さすがに私も、大事なZoom会議があったので、少しだけアピールをしてみました。

「ミルクさん、そこちょっとどいてくれると助かるんだけどなぁ…」
(※声は優しく)

でも反応はゼロ。むしろ毛づくろいをして、寝る準備に入ってる。

……こりゃ無理だ。

というわけで、私は別の椅子を引っ張ってきて、少し高めの角度からなんとかPCと向き合うことに。
姿勢は悪くなるし、机との高さも合わないし、集中力もなかなか出ない。
でも、ふと横を見ると、ミルクはスヤスヤ寝ている。

……まぁ、かわいいから許す。

これが、猫と暮らすということ。

猫と椅子の関係って、思っている以上に深いものがありますよね。
彼らは、なぜか人間が**「今、座りたい」**と思う場所を見抜いてくる。
そして、ピンポイントでそこを奪っていく。

ふわふわのクッションがあろうと、専用ベッドが用意されていようと、
「そこじゃない感」を感じ取って、あえて人間の場所に来る。

たぶん、あれです。
**「あなたの匂いが染みついてて安心する」**という猫の気持ち…
…ではなくて、ただの“テリトリー主張”な気もします(笑)

でも、不思議なもので。
本当はちょっと困っているのに、猫に椅子を取られると、
どこか“負けて嬉しい感”があるんです。

「あー、また座られた(笑)」
そんなふうに思えること自体が、ちょっと嬉しい。
猫との日常って、そういう“ちょっとした笑い”の積み重ねなんですよね。

だから今日もまた、私は椅子を譲りました。
仕事のやる気はちょっとだけ削がれましたが、
代わりに、寝顔のかわいさでHPが回復しました。

それに…たぶん、ミルクに座られるってことは、
この椅子、かなり“良い席”ってことなんですよね。
(今度こっそり座布団でも仕込んでおこう)

ABOUT ME
まさあき
まさあき
気づけば猫中心の毎日です
「ミャー」と鳴けば誰かが振り向く。そんな我が家は、猫たちが主役。
親子3人と、ミルク(9歳)、レイ(3歳)、パン(1歳)の3匹と一緒に、 小さな庭で野菜を育てながら、静かににぎやかに暮らしています。
時に節約、時に副業。
そんな日常の中に、ふと顔をのぞかせる猫たちのしぐさが、今日のごほうび。
そして、いつも心の中にいる長毛キジトラのスズ(2007–2023)にも、ありがとうを込めて。
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