一緒に寝たい。猫の寝姿に、癒やされる日々

「一緒に寝たい~」
今日も我が家の長女猫、ミルクがお昼寝中です。
9歳になるキジトラのミルクは、落ち着いた性格の持ち主で、家の中でも“女王”のような存在。
絨毯の上で伸び伸びと体を伸ばして、誰にも邪魔されずに眠る時間をこよなく愛しています。
そんなミルクのそばに、そ〜っと近づいてくる茶トラの男の子、パン。
まだ1歳のやんちゃ盛りですが、ミルクのことが大好きで、いつもどこかでくっついていたい末っ子気質です。
この日の動画では、そんなパンが「一緒に寝てもいい?」とでも言いたげな様子で、そっとミルクの横に体を落ち着かせようとする姿が映っています。
けれど、ミルクは熟睡中。ぴくりとも動かず、のびのびになったまま夢の中です。
「いま、くっついても…いいかな」
そんな空気を感じたのか、パンは遠慮がちに、そ〜っと、そ〜っと横に寝転びます。
まるで空気になったかのような慎重な動きに、思わず笑ってしまいました。
猫同士って、言葉がなくても、しっかりと気持ちが伝わっているんだなあと感じます。
ミルクにとっても、パンにとっても、この距離感こそが“ちょうどいい”のかもしれません。
猫たちが寄り添って眠る姿は、見ているこちらの心までほんわか温まります。
ほんの一瞬のしぐさや、まるで気配を読み合うような距離の取り方に、猫ならではの繊細さがあって──それがまた、愛おしいのです。
パンがこうして誰かに寄り添いたがるのも、やっぱり家族の中で安心できる居場所を見つけている証なのかもしれません。
その姿を見ていると、我が家にやって来てくれたことが、本当にうれしくなります。
実は、こういう穏やかな時間を見ていると、昨年虹の橋を渡った長毛のキジトラ猫、スズのことを思い出します。
スズも、ミルクに寄り添ったり、静かにレイを見守ったりと、まるでみんなの“お姉さん”のようでした。
今は、姿こそ見えないけれど、きっとどこかで、今日のミルクとパンのように、誰かにそっと寄り添って眠っているのかもしれません。
猫たちが教えてくれるのは、「言葉にしなくても伝わる想い」や「静けさの中にある安心感」。
今日のこの一場面も、そんな優しさが詰まった大切な1コマです。
またひとつ、猫と暮らす日々に癒されました。