夕方4時は猫たちのまどろみタイム

毎日夕方4時になると、我が家の猫たちには“ねむねむスイッチ”が入ります。
まるで体内時計で知らせているかのように、4時きっかりにみんな一斉にごろんとくつろぎモードに突入。
日中に元気いっぱいだった猫たちも、この時間になると急にまぶたが重くなってくるようで、動きもスローダウン。
リビングはなんだかふんわりとしたあくびの空気に包まれます。(実は飼い主の私もつられてあくび…午後の眠気ってやつですね!)
さて、今日も例に漏れず、我が家の猫たちはそろってうとうとモードです。まずは長女猫のミルクちゃん(9歳)。
お気に入りのクッションの上で丸くなっていたミルクは、私がそっと隣に腰を下ろすと、ふにゃ〜っと無抵抗モードに突入しました。
「さあ、なでなでタイム始まるよ〜」とばかりにゴロンとお腹を見せてくれます。
私がゆっくりと背中を撫でおろすと、ミルクは細めた目でうっとり顔に。
喉をゴロゴロ鳴らして、まさに至福の表情です。
気持ちよさに全身を委ねてくれているようで、こちらまでつい一緒にとろ〜んとしてしまいそう…。
ミルクちゃん、完全無抵抗で「もっと撫でてもいいのよ?」と言わんばかりです。
一方、末っ子パンくん(1歳)はというと、普段は元気いっぱいのやんちゃ坊主もこの時間ばかりはスイッチOFF。
窓辺でぽかぽかの日差しを浴びながら大の字になって、気持ちよさそうにうとうとしています。
そーっと近づいてみると、パンくんは薄目を開けてこちらを一瞥。(「起こさないでよ〜」と言わんばかりの迷惑そうな顔!)──で。
ここで私の悪いクセが出てしまいました。そう、ちょっかい気味になでなで作戦、開始です。
寝ているパンくんの背中を、そ〜っと撫でてみます。
なで…なで…。するとパンくん、ぴくっと耳を動かしたものの、それだけ。かすかに「むにゃ…」と寝ぼけ声ももらしましたが、本猫(ほんにん)は起きる気ゼロの様子です。
抗議の「やめてよ〜」も「うざいなぁ!」という猫パンチも飛んできません。
その代わりに、もぞもぞっと寝返りを打って、私の手に自分の背中を預けてきました。
え、もしかして気持ちいいの?(おいおい、結局なでてほしいんかい!)結局そのままパンくんは再びスヤスヤ…。
撫でられながら、どこか嬉しそうに微笑んでいるようにも見えます。
ちなみに、隣のミルクちゃんはというと、そんな様子にはお構いなしに完全に夢の中。
(さすが大物です…笑)ミルクもパンくんも、それぞれ安心しきった表情でウトウトしている姿を見ていると、こちらまで穏やかな気持ちになります。
猫が気持ちよさそうにお昼寝していると、つい構いたくなってしまう…そんな経験、猫飼いの皆さんなら「わかるわかる!」と共感してくださるのではないでしょうか。
何気ない毎日の光景ですが、愛猫たちの寝顔を眺めていると、日々の疲れもどこかに吹き飛んでしまいますよね。
猫のいる生活って、こんな何気ない幸せを毎日に運んできてくれるからやめられません。
午後4時のこのゆる〜いひとときは、私にとってもかけがえのない癒やしの時間です。
結局この日も、夕飯の支度を後回しにしてしまった私…。
だって、幸せそうに眠る姿を前にしたら、しばらく一緒にまどろんでいたくなっちゃいますから。
おかげで今日も、ほっこり心満たされる飼い主なのでした。